ローマ1日目

この日の大まかな予定は

ベネチア・サンタ・ルチア駅

フレッチャロッサ

ローマ・テルミニ駅

↓徒歩

ホテル

↓地下鉄

フォロ・ロマーノ

イータリー

(夕食)

↓地下鉄

ホテル

 

ベネチアではたった一泊で

しかも出発が激早

朝の7時過ぎのフレッチャロッサに乗るため早起きする

とは言っても時差ボケのため

朝の4時半とかになるともうめっちゃ目がさえちゃって眠っていられない

同行者は世界中どこでも朝いくらでも寝られる体質で朝いつも寝ていられない私は迷惑をかけてしまう

 

狭い部屋でスーツケースを広げられる場所は皆無

仕方ないのでベッドの上に広げる

荷物を詰めて出発

 

ホテルの税金は昨日すでに支払い済み

頼んでいた朝食の袋 Breakfast boxもできていた

 

6時半ごろ出たと思うが

光都ベネチアを支える人々が荷運びにいそしんでいた

茫洋とした運河の景色は

この早朝こそベネチアらしさを感じさせた

昨日はドピーカンだったのだ

朝もやの中の運河と連なるレトロな建物

まさにロマンチック

そんな思いに浸るのも一瞬

けさの電車に乗るために

番線を探す

まだ1時間前だと当然出ていない

駅内の売店でおいしそうなパニーニとコーヒーを売っている

サンタルチア駅内売店 Cafe in Stazione di Venezia Santa Lucia Photo: ©yonepi

イタリアのこうした売店では先にレジで注文するのが決まりになっている

ピザのカウンターの前で待っていたら

あっちだよ

と言われる

何でも行列に並べば間違うことはない

レジの前には行列があった

そこで注文しレシートを持ってそれぞれのカウンターに行き

お目当てのパニーニ

そして

カップッチーノをGETする

To Go

と言わないといけない

そこで飲む人も多い

イタリア人はエスプレッソがないと朝が来ないらしく

そこでそれだけ飲む人が多かった

プロシュートのパニーニだか

おいしかった

宿で用意してくれたBreakfast boxには水(重要)そして紙パックのジュースとパン、クラッカー類が何枚も入っている。まあ積極的に朝食として食べたいとあまり思わない

 

サンタルチア駅からローマ・テルミニ駅までは事前に購入したフレッチャロッサ、指定席で一人69.9ユーロ。

なぜか後ろ向きに設定された席

どこかで方向が変わるのか

席の上の荷物台にスーツケースを上げるのを隣席の親切で優し気な女性が手伝ってくれた。

女性は英語を解し、合唱団に所属していて各地で公演していると言う。

 

ローマへはフレッチャロッサもしくはイタロで4時間かかる

新幹線というよりは特急というイメージかな。

イタリアあるあるで例によって遅れて

実際4時間半はかかった

ここでもTRAPが!

ローマはローマ・○○駅というのがテルミニ駅の前にあって

惑わされる

ローマへ行くと語っていた隣席のご婦人が降りる準備をしていたので私たちも準備し始めたらテルミニはここじゃなくて次ぎだと親切に教えてくれた。

これがなかったら疑問符を抱えながら一つ前の駅で降りていてひどい目にあっていただろう。

親切な女性に感謝です!

午後の予定があるだけにあせるものの

イタリアでは焦る必要がない

その時間に必ずしもいかなくてもなんとかなる

それがイタリアなのだw

しかしそんなことわからないからあせる

宿につくとまだ12時過ぎなのにチェックインできた。

神!

しかも超エアコンの効いた部屋だった

また部屋はダブルベッド一つだが

クレームを言う気力も出ない

もうエアコンの魅力には勝てない。

すぐに出かけてまずはROMA PASSを買おうと奮闘する

これがまた大変だった

ROMA PASSだと観光地が割引や無料になるばかりか公共交通機関が無料になる

ぜひとも手に入れたかったが

日本で思案していた時は徒歩で全部回れちゃうと思っていたので買っていなかったのだ

なんという浅慮

酷暑の中どんな健脚でもROMAは歩いては回れない

どうしてもROMA PASSを買おうとメトロの係員に聞くが

メトロの係員(英語しゃべれる女性)にはROMA PASSという認識がなく

24時間もしくは48時間の乗り放題チケットのことだと思ったらしい

上で売ってるわよ!

上ってどこですか?

どこのタバッキ(コンビニ)でも売ってるわよ!

と冷たく言われてしまった

タバッキに入った私たちはROMA PASSと連呼するがおじさんが勘違いし私たちに売ってくれたのは48時間の乗り放題チケットだった(12.5ユーロ)

ROMA PASSより断然安いので気づくべきだったのが

この時点で気づかず。

ROMA PASSを持ってる観光客は見かけたのでどこかでは買えたのだろうが…

これも悔しい経験の一つだ。

まあ48時間チケットでもいいじゃないとさっそくメトロに乗り込み

コロッセオ駅に向かう

この48時間チケットはメトロの場合は改札のところに差し込む穴があってそこを通して入る

バスの場合は必ず乗る初回にタッチしてアクティブにしないといけない

イタリアではバスは混んでいるのでそのタッチ機にタッチして~と近くの人に頼むのか通常のことのようだ。おもしろい。

電車が鬼混んでいる

とにかくバッグは前に抱えろということを意識しながら2駅

コロッセオで降りる

超酷暑の中、コロッセオを横目に見ながらヴァウチャーの引換の旅行センターまで向かう

意外とこれが遠い。ヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂の前を回る。

そこの近くだったが

横断歩道が霞んで見えなくなっているローマでは

通りを渡るのも人が集団で渡れば渡れるという感じのものだったw

今思えばフォロロマーノは外から丸見えなので何もチケットを買って入る必要もなかったw

外からの方が断然よく見えるw

しかしそんなこと知らないから苦労してヴァウチャーを持って行く

旅行センターで地図をもらう。

入る時間は17時まで?ということだったのでへとへとなので休憩しようと近場のカフェに駆け込む

ここではローマで初めて日本人のグループを見かけた。

この店にはエアコンがあったが酷暑のためあまり効いていない

観光地のカフェという感じで

水(アックア・ミネラーレ ナチュラーレ)

ポモドーロのブルスケッタ

とサラダ EVERGREEN を食べた

サラダの注文はいつも外しがちだ

日本のサラダと同じ感覚ではない。

 

 昼食を終え、ROMA PASSを買えた場合に無料で行けたカピトリーニ美術館が超近いのでやはり行くことにする。あまりにも暑すぎるので(40度)この日のメインのはずだった、フォロロマーノ観光を後回しにすることに。

 

Piazza del Campidoglio Statue di Castore e Polluce Photo: ©Shevaibra

 カピトリーニ美術館があるカンピドーリオの丘に向かうとカストルポルックスの彫像が出迎えてくれる。

Piazza del Campidoglio, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 坂を上がりきると、哲人皇マルクス・アウレリウスの巨大な騎馬像(レプリカ)が広場の真ん中に。

 入場券、当日購入で16ユーロ。

 入り口で手荷物を預けたらいかがですか?と親切な学生バイトに問われ、荷物をロッカーに預けた。快適に見学できます。

 音声ガイドは、日本語ガイドがなく、選択肢としては英語ガイドしかないので結局買わなかった。よくわからないまま見てしまう危惧もあったが、まあしょうがないとわりきるしかない。

 

コンセルヴァトーリ宮博物館(Museo del Palazzo dei Conservatori)

 

 コンセルヴァトーリ宮博物館の2階の外光が入る大きなガラス・ホール、「マルクス・アウレリウスのエセドラ」(Esedra di Marco Aurelio)にはとびきりの一級品が集中している。

I resti del colosso bronzeo di Costantino, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

コンテスタンティヌス大帝の巨大ブロンズ像の一部(頭部他)

 

マルクス・アウレリウス帝の騎馬像 Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 ここには、有名なマルクス・アウレリアス帝の騎馬像(la grande statua equestre di Marco Aurelio)、ロムルスとレムスの狼の乳を吸う像(カピトリーニの雌狼)どがあり、ローマ帝国好きの私はめっちゃアガル!

 他にも、金色のヘラクレス像(Statua di Ercole in bronzo dorato)、馬を襲うライオン像(Leone che azzanna il cavallo)、とげを抜く少年(Lo Spinario)などすばらしい作品が展示されている。

 

カピトリーニの雌狼 Lupa Capitolina, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra 

 

Ritratto di Commodo come Ercole, , Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 「ヘラクレスに扮するコモドゥス」。コモドゥスマルクス・アウレリウス帝の息子で「愚帝」として歴史に名を残している。31歳で剣闘士に暗殺された。死後、元老院により、不名誉な、「記録抹殺」処分とされた。映画「グラディエーター」にも悪役で登場する。演じていたのはホアキン・フェニックス

 

ベルニーニのメドゥーサ La Medusa di Gian Lorenzo Bernini, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 

混んでいないし館内は涼しく、つかの間の天国だった。

 

カピトリーノのブルータス(Il bruto capitolino)は見落としました!

 

カピトリー二美術館はローマ帝国好きにはめっちゃおすすめです。

しかもなんというタイミング!今秋来日のこと。うぇ~~~い

 

カピトリー二のヴィーナス(La Venere Capitolinaは、Parazzo Nuovoの方にあったということだが、見つけることができなかった。

 

カラヴァッジョの有名絵画は、カピトリー二絵画館の中にあった。

 

天国もつかの間、灼熱地獄へ。

一番暑い4時ごろ

フォロ・ロマーノへ入場

券売も混んでいないが事前購入の割高のヴァウチャーで引き換えたチケット(17.8ユーロ)で中に入る

耐えきれないほど暑いのに各国語の団体客が死ぬほどいる。皆元気ですね!

とにかく暑さ対策の服装(タンクトップに短パン、サンダルレベル)にすべきだったと反省

旅先では柔軟な服装を心掛けたいですね!

フォロ・ロマーノ Photo: ©Shevaibra



情けないのだがとにかくいつ気を失って倒れてもおかしくない暑さ。フォロ・ロマーノではとにかく最短距離を歩いて出ようと、ひたすら何も見ず動画だけ回しながら出口を探す。最短の出口はコロッセオ方面にあって意外と近かった。やれやれ。

ラティーノの丘に行くガッツは最初からなかった。

フォロ・ロマーノを出ると巨大なコロッセオ

コロッセオも外観だけ撮影して満足する

本来ならこのあと真実の口に回ろうと計画していたのだが

あくまでも地図上では近かったのでワンチャンということであって

行くガッツなし。

 

メトロの駅コロッセオから2駅南下しピラミデで下車

電車の駅中の通路を横断したところにROMAのイータリー EATALY があった。

 

2015年ごろフィレンツェのイータリーに行って以来

同行者はイータリーファンで

必ずここだけは行くつもりだった

イートインも充実しているので夕飯もここで済ませられる。

同行者の天国は私の地獄

私はジェラートを食べながら、ウィンドウショッピングが大好きな同行者の気が済むのを待った。

ジェラート屋の店名は Venchi(ヴェンキ)

イートインである。1階の出口から向かって左側の奥にある店舗。

Venchi in EATALY, Roma Photo: ©よねぴー

同行者調べによるともともとチョコの店なのでチョコ入りのものが充実しているとのこと

売ってくれたお兄さんがとてもフレンドリーで会話してくれてありがたかった

やっぱりネットに接客を記入してねと言われた

ジェラートは昨日のベネチアに続いて二軒目

暑い日はジェラートに限ります。

ピッコロが3.6ユーロ、レギュラーが4.5ユーロでした。

そして開店時間の19時になるのを店内で買い物しながらしばし待って、3階?のレストランに入る

イータリー内のレストラン EATALY, Roma Photo: ©よねぴー

開店時間に開けてくれて感謝!

ここで食べた食べ物が今回の旅の中で最高ランクにおいしかった!

頼んだものは

カプレーゼ・ブッラート

マルゲリータ

タリアータ

スチルウォーター

どれも絶品だった!

特にその場で窯で焼き上げるピッツア・マルゲリータが絶品だった。

カプレーゼ・ブッラートについていた小さな細長いトマトがとても甘くてまるでフルーツのようにおいしかった。

タリアータはお肉。

勘定書きにはサービス料が一人当たり2ユーロがすでに込みになっていて

計48.7ユーロ。(日本円に換算すると7千600円ほど)

リーズナブルだしおいしいし時間も早いし言うことなし。

イタリアというと一皿30分という認識で来ているので。

1時間ちょっとで食べ終わり

またメトロで宿に戻る

帰りのメトロはガラガラで空いていた。

エアコンで冷え切った部屋に戻る

さすがに冷え過ぎで早朝窓を開け放していた

 

ローマ2日め に続く。