ビストロ マガザンルージュ

ビストロ マガザンルージュ



オペラやコンサートを見に行くのが現時点での趣味なので、いろんな場所を訪れるが、そのたびに困るのが食事をするところです。グーグル検索で便利に探せるのはいいのですが、けっこう当たれはずれがいろいろあります。

基本一人飯なので入れる場所も限られる…

そんな中訪れた店の記録をしてみるのもありかなと。

よろしくお願いいたします。

 

これは東京都新宿区四谷四丁目にあり、

四谷区民ホールに大変近い場所に位置する。通りを渡ったぐらいの距離。

新宿御苑の大木戸門からも近いです。

特徴的なのはペット同伴で食事できるところです。

ところが今回外景の写真を撮り忘れるという失態をおかした…

すみません。

数カ月前に訪問したので、メニューの中味や値段などの詳細を忘れてしまいました。資料がどこかにあればあとで追加します。

   マガザンルージュ 新宿区四谷にあるペットと一緒にお食事できるビストロ料理店

紅茶王子のいる店

紅茶王子のいる店に行ってきました。

静かな住宅地にある

知られざる紅茶好きのためのオアシス

店主の、紅茶ソムリエの「紅茶王子」さんのファンタスティックなこだわり満載のお店

Tea room...7 外景

Tea room...7ティールームナナ) さいたま市中央区上落合

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豊富なメニューにもびっくりなのですが、

まずはお水代わりに出てくるのが、「ザクロの水出し紅茶」これが爽やかでめっちゃおいしい!シャルドネのようです。写真忘れました。

 

 

次に出てくるのがセットのお紅茶。ホット。お任せで銘柄を選んでもらった、紅茶王子のオリジナルブレンド「めぐみ」アールグレイベルガモットマロン。とてもオリジナルでおいしい!今まで飲んだことのないお紅茶の味です。たっぷりの熱々のティーポットに入っています。冷めないようにカバーがついているので小一時間は熱々のままです。

 

 

 

紅茶ゼリーの紅茶アフォガード

紅茶ゼリーの紅茶アフォガードのセット。お好きな紅茶とセットで1600円ぐらいだったかな?

ツナとコーンと黒オリーブのワッフルセット\1,980■お食事ワッフル+お好きな紅茶一杯+紅茶のコンソメスープ+プチデザート

同行者の注文はツナのワッフルのセットで、お好きな紅茶と、紅茶のコンソメスープ、デザート盛り合わせ付き!

 

2人分(2セット)合計で3600円程度でした。

できれば定期的に訪れたい店です。

ベネチア、ローマ7日間の旅

ベネチア、ローマ7日間の旅

 

7日間と言っても、日程的にそうなるだけで、出発便が成田22時過ぎなので実質6日間。

現地4泊6日というわりと若い人向け?の強行スケジュール。

スケジュールがここしかないのでしょうがない。

同行者は「旅の達人」を自負しており、出発前に、旅には腕時計が必要だと言う。

なぜ必要かと言うと飛行機に乗った時点で現地時点で行動できるように考えるためだという。そりゃ大事だ。スマホでも現地に着けば自動的に変わるが前もっての心構えが必要だというのだ。

というわけで急遽眠っている腕時計に電池を入れる

成田には今何もないから

(バス便さえない)

早く行っても無駄だと言われたが

せっかちな私は成田に出発の4時間前に着くように出かけた

スカイライナーだとさらに早くなるので

空港に着いたが本当に閑散

コロナ絶頂期ほどではないが、日本人はまだ海外脱出に慎重なのか

出会うのは外国人ばかりだ

しかし何もすることがないので早く中に入った。

エミレーツカウンターには日本人?がいてありがたかった。

出国ゲートは顔認証があり、ほぼスルーw

「旅の達人」の教えによると

「イタリアではぼろぼろのかっこうをすること」

「間違ってもブランド品は身につけてはいけない」

「かばんはリュック厳禁、前に抱えられるスタイルかぼろぼろのトートバッグ以外不可」

であった。

だから同行者は本当にぼろぼろのかっこうで現れた

発想が逆なんである

旅には見栄は不要ということだ

日本人に見えると狙われるからというのがその理由だ

この人はイタリア2回目のはずだが…

(私は3回目)

以前は羽田でルンルンで買い物しまくっていたのがうそのようだ。

ほんと成田何もない どこも開いてない。(夜8時過ぎ)

我々のゲートは遠くまで歩く

ハーゲンダッツの自販機でアイスを買ったぐらいかな

久々の飛行機、緊張する

飛行機ではあまりいい思い出がないw

具体的には調子に乗って普段飲まない酒(シャンパン)を飲んで気絶したとか

毎回エピソードに事欠かない

ハイシーズンなのでさすがに飛行機は満席

通路側で超ラッキー

これだけでも気持ちが落ち着く

 

10時間ものフライトでドバイに着く

広すぎドバイ国際空港 キンキラの豪華なものがいっぱい。

とりあえず同行者のおかげで追加料金30ドルだけでラウンジに落ち着く

ありがたや~

ここで緊張感なくゆっくり過ごせる。

ドバイ国際空港内ラウンジ Marhaba Lounge, Dubai Intl Photo: ©よねぴー

この行きに入ったラウンジは落ち着いた雰囲気で過ごせた

時間帯のせいか混んでいなかった

食事もおいしい

ラウンジには3時間の時間制限があるので

早めに出発ゲートへ

ミラノ行き飛行機に乗り込みシートベルトを締める

しかしここでトラブル発生!

いつまでたっても出発しない

機内はエアコンが効かず灼熱の暑さ

しまいには機長がアナウンス

降りてください

機体が不調なのか2時間遅延になった

ゲートで係員にミールクーポンを渡される

指定の店までたどりつくまでも長い時間がかかる

しかしここで食べた昼ご飯(ヌードルなど)は悪くなかった。

ミールクーポン用には指定のメニューがいくつか決まっていたようだ。

出発ゲートが変わっていたので機体が変わったのかもしれないが

Airbus A380 で機種は変わっていなかった

ひやひやしながらまた飛行機に乗り込むとめいっぱい明るい機長の声がアナウンスされる

「さっきはエアコンが不調でごめんなさい。もう大丈夫です。せいいっぱいがんばって早く着きます、サービスがんばりますので許してちょんまげ~」

というような内容だった

時間的には4時間の遅延となり

ミラノ市内に向かうマルペンサエクスプレスの指定時間(買った時刻から6時間まで有効)が過ぎないかとひやひやもの

入国審査での長蛇の列を見て焦りがつのる

しかしここで奇蹟が!赤いパスポートを持っていた我々に女性係員が近づいてきて

JAPANESE?

日本人ならあっちよ、

とパスポート認証だけのゲートに誘導してくれたのだ

ありがたや~

日本のパスポートは神!

知ってればもっと早く出られたのだが。

荷物も無事ついてた。

今回は同行者によりスーツケースにAirTagを仕込んでいたので安心感もあった。

マルペンサ空港は以前(2001年)にも利用したがだいぶ前だ

今回も印象は小さな空港

ハブではないのかしらないがすぐに外に出られる

ミラノ・マルペンサ空港(MXP) Aeroporto di Milano Malpensa Photo: ©よねぴー

Trainの指示に従って地下に降りていくと

マルペンサ・エクスプレスのホームに入れた

チケットのQRコードをかざしてゲートをOpenした気がする。

チケットはネットで事前に購入したもので、空港駅から中央駅まで、一人分13ユーロ。指定席ではない。

スーツケース置き場とちょっと離れた席しか空いておらず

同行者は絶えずスーツケースがあるかどうか確認するよう求めてきた

あるわ

1時間弱乗ってたかな?

飛行機の遅延でミラノのチェントラーレ、中央駅には予定より4時間超遅れて到着したため

ミラノ観光の予定はとりやめた。

予定ではドゥオモとスカラ座に行こうと思っていたのに残念

しかも前もってスマホで地下鉄の切符まで往復買っていたのに!

まあこの日に着けただけでもラッキーと思うべき?

ミラノ中央駅 Milano Centrale Photo: ©よねぴー



ホテルは駅近でありがたい

またこのホテルは唯一ツインのオーダーがきちんと通っていた。

清潔でいいホテルだった(3つ星)

フロントの男性は英語がわかる人だった。

荷物を部屋に置いて、食事に出かける

Il Mercato Centrale Milano, Photo: ©よねぴー

ミラノ中央駅にOpenした

メルカート・チェントラーレ」

おいしいものがいっぱいイートインで気軽に買えたり、食べたりできる。

ここではさっそくピッツァとパスタを買ってみる

絶品だった~

パスタはカルボナーラ

ピッツァはハーフサイズで4.5ユーロ、これを2種類

カルボナーラは10%のIVA(付加価値税)込みで15ユーロ。

食べ物だけでもイタリアには来る価値あるかも?

と思わせるほどだ。

Photo: ©よねぴー

 

同行者はセロリの生スムージー(5ユーロ)を2つ購入。

駅周辺は夜になると怖いのですぐホテルに帰る。

ミラノは2001年カルチョの旅の時訪れているので

ドゥオモに行けなくてもダメージは大きくない。

明日はいよいよベネチア

 

ベネチア に続く。

ベネチア


2023年7月

ベネチア

この日のおおまかな予定

ホテル

↓電車

ベネチア

ホテルにスーツケースを置く

フェリー(ヴァポレット)乗り場

↓ヴァポレット

サン・マルコ広場

ドゥカーレ宮殿

休憩・昼食

ホテル

 

いよいよ今日は、水の都ベネチアへ向かう

2001年の夏、ヴェローナまでは来たが、ベネチアには行かなかった。

今思えばバカなことだが

その頃は観光よりカルチョを見る方が大事だったのだ。

スケジュールも弾丸で、ミラノとブレシャとヴェローナしか行かなかった。

なんてもったいない。

そのため今回だけはどうしてもヴェネツィアを肉眼で目にしたかったのだ。

 

ホテルを早朝に出る

ホテル税を払う。2人で8ユーロ、現金オンリー。

フロントでBreakfast boxを頼んでたけどと言ったらすぐに作ってくれた。

とは言っても紙袋に紙パックのジュースとパンとクラッカーと各種のジャムを詰めたもの。

ミラノ・チェントラーレ駅でとにかくコーヒーを買おうと並ぶ

ベネツィア行きのフレッチャロッサで約2時間半かかる予定だった。

チケットは事前にネットで購入。便利な世の中です。指定席で一人、36.9ユーロ

ここで同行者の挙動が怪しくなる。

スーツケースが開かない!と言うのだ。

どうやら、宿でスーツケースを閉める時、同行者が無意識に解錠番号を変えてしまったのだった

スーツケースが開かない→すべてが終わる

スーツケースは毎回我々のトラウマなのだ。

前回ミュンヘンでテロに巻き込まれロスバゲのまま1週間過ごした経験がある。

悪夢再び!とあせった同行者はスマホでリモワの店を調べる。

ベネチアのリアルト橋あたりにリモワの店があるからそこで修理を頼むと言う。

しかしそんなことになったらベネチアの観光時間が少なくなってしまう

手動で開けようと電車の中で奮闘した

 

何度かTRYしついにスーツケースは開いた。

歓喜

この時ほどうれしかったことはない

 

そうこうしているうちにベネチアに列車は近づくが

途中で止まってしまった

イタリアあるあるなのか

電車は45分ぐらい余裕で遅れてベネチアのサンタルチア駅に着いた。

このへんからはもう驚きの光景しかなかった!

ベネツィアの街は世界遺産

そのまま中世の頃の街並みが残っていて

オーストリアザルツブルクにちょっと町並みは似ているが

それがまんま海の上に浮かんでいるのだ。

出てきた言葉は異口同音に

「ディズニー・シー!!」

悲しいことですが…すみません

まさにディズニー・シーを巨大にした感じなのだw

 

ホテルに徒歩で行ける距離でありがたかった。

スーツケースを持ってヴァポレットに乗りたくない。

スーツケースを奥におかせてもらい、観光に向かう。

スーツケース置き場は奥にあるのだが、ロビーも団体客のスーツケースだらけなので間違われないよう、置き場所はきちんと確認しましょう。

 

ヴァポレット売り場には少しだけ行列ができていた

すでにヴァウチャーで購入済みなのでヴァウチャーをチケットに切り替える

ここも今思えば普通にチケットを買ってもよかったかもしれない

すぐに買えたので

ヴァポレットに乗るにはしばらく待たなければならなかった

でも20分以内ぐらいだと思う。

行きはよいよい

帰りの苦労はこんなもんじゃなかった…

Ca' Foscari, Canal Grande, Venezia Photo: ©Shevaibra

Canal Grande

とにかく満員の乗船率で視界は限られていたが

すばらしいカナル・グランデ(大運河)の景色をいちいち驚きながら鑑賞した

海の上に浮かぶ美しい過去の建物群がありえないほどの非日常感を生む

ヴァポレットはリアルト橋をくぐって進んでいく。

 

ほどなく眼前に圧倒的な美しさをもって登場するカ・フォスカリ(Ca' Foscari) 。この建物は現在はヴェネツィア大学となっているが、1452年、ヴェネツィアのドージェ、フランチェスコ・フォスカリが購入し、1457年、死の直前の7日間だけ住んだという。

 1445年、フォスカリの息子ヤコポは、贈収賄汚職で告発され、ヴェネツィアを追放され、流刑の地で死んだ。息子の死によって1457年10月、フランチェスコ・フォスカリは、十人委員会により辞職させられ、その後すぐ亡くなった。(以上Wikipedia参照)

 

 このエピソードはヴェルディのオペラ「二人のフォスカリ(I due Foscari 」(プレミエ1844年)に使用された。今回の旅でヴェネツィアドゥカーレ宮殿にこだわったのもオペラで描かれたあの場所を実際見て見たいという大きなモチベーションがあった。

 

ついにサンマルコ広場が見え

そこで下船する

サン・マルコ小広場 Piazza San Marco Photo: ©Shevaibra

写真のかみて奥がサン・マルコ寺院、かみて手前がドゥカーレ宮殿。しもて側手前は国立マルチャーナ図書館、しもて奥に鐘楼。

酷暑の中広場に入る。

なんとサンマルコ寺院は工事中で閉鎖されていた

びっくり!

サン・マルコ寺院 Photo: ©Shevaibra

 

Cavalli di San Marco, Basilica di San Marco, Venezia ; Photo: ©Shevaibra

サンマルコ寺院の写真の上方に映っている4頭の馬像は、「サンマルコの馬」(Cavalli di San Marco)のレプリカ。「勝利のクアドリガ」とも呼ばれ、コンスタンティノープルのヒッポドロームを飾っていたが、1204年に十字軍に略奪され持ち帰られたもの。紀元前4世紀の古代ギリシャの彫刻家、リュシッポス(Lysippos)の作品と言われている(諸説あるようです)。

 

しかし私のお目当てはドゥカーレ宮殿だった

ここの優先入場チケットを買っていた。

すぐに入ることができた

ドゥカーレ宮殿の内部はどこも壁画だらけだった

驚きだった

ここまでとは。

どこの部屋も絵画であふれていてすごい

有名な絵画もある。

 

 順路はまず、2階(?)にあたるヴェネツィア共和国の歴史の解説や歴代ドージェ(総督)の紹介などの展示エリアに進むようになっている。この「Vita da Doge」という展示エリアはなんと二日前に再オープンしたエリアだったのだ。

 「Vita da Doge」を経て、絢爛たる「黄金階段」を上って4階に向かう。

 

四角の広間 Atrio Quadrato

Jacopo tintoretto : il doge girolamo priuli riceve dalla giustizia la bilancia e la spada,  Atrio Quadrato, Palazzo Ducale; Photo: ©Shevaibra

The Square Atrium の天井画。ティントレットの「聖ヒエロニムス(正義)から量りと剣を受け取るジローラモ・プリウリ総督」

 

4階 4つの扉の間(Sala delle Quattro Porte)

The ceiling of the Sala delle Quattro Porte, Palazzo Ducale; Photo: ©Shevaibra

 「4つの扉の間」(Sala delle Quattro Porte)は「元老院の間」(Sala del Senato)の前室。

 「1575年から、ジョヴァンニ・バッティスタ・カンビオらが、天井の漆喰のモールディング(壁面装飾)と神話の彫刻を彫った。」

 「1576年から、ティントレットが、11の寓話的なシーンと2つのルネット(壁面の半円形の部分)を天井にフレスコ画で描いた。フレスコ画の図案は、ヴェネツィアの神話上の誕生、独立、権力、美徳を称賛するために作家のフランチェスコ・サンソヴィーノによって考案された。」(以上SAVE VENICEサイトより)

 上記写真の一番奥中央に小さく見える絵画が、ジャンバッティスタ・ティエポロ作「ヴェネツィアに富を捧げるネプチューン」(1745)(Giambattista Tiepolo:Venezia riceve l'omaggio di Nettuno)。この絵画は、18世紀の改修で架け替えられた。

 

天井の中央に位置する絵画 The ceiling of the Sala delle Quattro Porte, Palazzo Ducale; Photo: ©Shevaibra

 

 

Andrea Vicentino : Il Doge e il Patriarca accolgono Enrico III, re di Francia, Sala delle Quattro Porte, Palazzo Ducale, Venezia ; Photo: ©Shevaibra

 アンドレア・ヴィチェンティーノ作「フランス王アンリ3世をヴェネツィアに迎える総督と大司教」(16世紀)

 ティツィアーノ作「祈りを捧げるグリマーニ総督」は上記の絵画の反対側の壁に飾られていたようだった。

 

4階 謁見控えの間(Sala dell’Anticollegio)

Sala dell’Anticollegio, Parazzo Ducale ; Photo: ©Shevaibra

 続く、謁見控えの間(Sala dell’Anticollegio)は一部改修中だった。

 右側に一部映っているのが、ヴェロネーゼ「エウロペの略奪」(1578)(Paolo Veronese, Il ratto di Europa)

 ドアウェイの左右にあるのが、ティントレットの寓意画4連作のうちの2作品、左側「ヴィーナスとアリアドネバッカス」(1576)(Jacopo Tintoretto, Wedding of Ariadne and Bacchus)右側「マルスを退けるミネルヴァ」(1576)(Jacopo Tintoretto, Minerva Protecting Peace and Abundance from Mars)。

 

4階 謁見の間(Sala del Collegio)

Sebastiano Venier dando grazie al Redentore dopo la battaglia di Lepanto 1581 Paolo Veronese, Sala del Collegio, Palazzo Ducale; Photo: ©Shevaibra

 絢爛豪華な部屋の奥、正面にある、ヴェロネーゼ作「レパントの海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督」

Tintoretto Andrea Gritti assistito da San Marco, Sala del Collegio, Palazzo Ducale; Photo: ©Shevaibra

 この絵画の反対側の戸口の上には、ティントレット作「聖マルコの助けで聖母子他聖人にまみえるアンドレア・グリッティ総督」(1581)(Andrea Gritti, assistito da S. Marco, dinanzi a Maria e ai Ss. Bernardino, Luigi e Marina)が描かれている。

 

4階 元老院の間 Sala del Senato

元老院の間 Sala del Senato, Palazzo Ducale, Venezia; Photo: ©Shevaibra

 元老院の間も豪華を極めています。時計が2つありますが、部屋が一部改装中でした。

元老院の間 Sala del Senato, Palazzo Ducale, Venezia; Photo: ©Shevaibra

 右側の絵画が、パルマ・イル・ジョーヴァネ Palma il giovane 作の「キリストに懇願するパスクアーレ・チコーニャ総督」( Il Doge Pasquale Cicogna supplica Cristo)※パスクアーレ・チコーニャ総督は在位、1585~1595。

 左側の絵画が同じく、パルマ・イル・ジョーヴァネの手による「カンブレー同盟に対する勝利の寓話」(Allegoria della vittoria sulla lega di cambrai)。描かれているのは総督レオナルド・ロレダン Leonardo Loredan(在位1501~1521)。

 

 ドゥカーレ宮殿は栄華を極めた海の女王ヴェネツィア共和国の政治(貴族政)の中心となった建物。その絢爛豪華な部屋のオンパレードに驚きつつ、3階に降りてくると、極めつけの光景を目にすることに。

 

3階

 

大評議の間 Sala del Maggior Consiglio, Palazzo Ducale, Venezia Photo: ©Shevaibra

 一番広い大広間に出てくる。ここが大評議の間。正面のドージェや評議員の席とおぼしき壁に張り付いた椅子の上部の壁に描かれた、ティントレットの「天国」はじめ、天井画のヴェロネーゼの「ヴェネツィアの勝利」など数々の絵画で彩られている。

 ちなみにスカラ座のアルヴィス・ヘルマニス演出のオペラ「二人のフォスカリ」(2016)では裁きの場面できちんとティントレットの「天国」が背景に描かれています。

 

続いて、新市民の四十人の裁判官の間(La Sala della Quarantia Civil Nuova)ここには巨大な二頭のライオンの絵画が飾られている。

il Leone di San Marco di Donato Bragadin, 1459, Parazzo Ducale Photo: ©Shevaibra

ライオンが足を掛けている書物には、ヴェネツィア共和国の重要な司法官Avogadori(=検察官)の心得が書かれている。「限りない人間の欲を抑制する法律を適用することにより、隣人に奉仕するよう努めてください。」(Ph. Davide Busetto)

 

部屋の反対側のもう一頭の獅子の絵画

 

Jacobello del Fiore, Leone di San Marco, 1415, Palazzo Ducale Photo: ©Shevaibra

 

満足しているとまだまだみどころがある。

ため息橋で有名な

囚人の牢屋などもじっくり見られる

ため息橋から見る外の光景 View from the Ponte dei Sospiri Photo: ©Shevaibra

石造りの牢屋は真夏でも涼しい

冬はさぞ寒かったでしょう

ドゥカーレ宮殿見学でめっちゃ気分があがって外へ。

ひとまずリアルト橋方面に向かいながら昼食の店を探す

Photo: ©Shevaibra



美しいヨーロッパの街並みが続く迷路のような小道を行くと耐えきれない暑さの中でも優雅にゴンドラが行き交う光景に遭遇する。

 

ぺスカオール Al Conte Pescaor という有名店?にたどり着く。

同行者のnaviがすばらしい

とてもおいしい店でサービスもよかった。

日本人のカップルが2組もいてびっくりだった

日本人にはついぞ今日は会っていなかったからだ。

この店の看板メニュー?であるペスカトーレとサラダを頼む

Spaghetti “Al Conte Pescaor” Photo: ©Shevaibra

59ユーロだった。

ここでチップを払おうとして同行者に怒られる

すでにサービス料で払っているかもしれない。

しかしもう引っ込みがつかない。それに

店の人も、気持ちはうれしいのだが、カードではチップを加えて払うことができないというので

チップだけ現金で払った。

 

Photo: ©よねぴー

ベネチアと言えばジェラート

近くにSUSO

という有名店があり、念願のジェラート(4.7ユーロ)にかぶりつく。

ここはけっこうな行列で15分ぐらい待ったかも。

 

リアルト橋 (Ponte di Rialto) Photo: ©よねぴー

リアルト橋付近はやはり人が多かった。

 

ホテル方面に帰るため、リアルト橋の傍にあるヴァポレットの停留所で再度チケットを買う。

75分有効のチケットが一人9.5ユーロであった

ここから大変な事態に。

チケットをかざして中に入り、ヴァポレットを待つスペースは2つある。

人がすでに待っている方で待つが、なぜかヴァポレットは後から来て反対側の誰もいないスペースで待っていた人々だけを乗せてしまう

これが何回か繰り返されたまらず観光客が叫び出す

あたしたちはもう1時間半もここでこうして待ってんのよ!

はぎれのよい英語でイギリス人だと思われる中年女性が大声で叫ぶ

同じようにイタリア語で叫ぶ男性も

係員はまったく意に介さず

同じようなことをその後も続ける

2時間近く待たされた上にまったく状況が改善されず待つ客は全員忍耐が切れていた

係員は負けずにクレームに対しては何事か言い返し、自分の非を認めないのだ

怒号が響き、来たヴァポレットに客が殺到する

これがイタリアだ

イタリアだ~~

言いたいことだけ各自が言って、

理不尽なことも解決されないまますべてが進んでいく

これがイタリアだ

とにかくようやく帰り道のヴァポレットに乗れただけでもありがたかったが

これだったら歩いた方が100倍早かった。

ようやく元のサンタルチア駅前の停船所に着いた

もう午後4時ごろなので

ホテルにチェックインのため向かう。

ホテルの受付のお兄さんは一人で電話対応もこなすので、ぐちのような軽口を言いながら対応していた

イタリア人はとにかくおしゃべりなのだ

このお兄さんは英語でもおしゃべりだった

ようやく私たちの番が回ってきて

税金も払い

Breakfast boxも頼めた。

そして無事に部屋に入れた

この部屋がベネチアサイズなのか 新婚用サイズなのか

部屋が狭いうえにダブルベッドだった。

今回の旅で4泊したがきちんとツインだったのはミラノだけであとは2件ともダブルベッドだった。

今回の旅ではベネツィアのこのホテルが一番狭くて全体的クオリティは低かったが、サンタルチア駅に超近いという利点には代えられないだろう。

 

同行者がスーパーマーケットに行きたいというので

古い迷路のような街並みの中にあるスーパーマーケットへ。

店内では用事もないのにぶらぶらしている人がいて

用心する必要があるなと感じた

スーパーマーケットを二軒回り、たっぷりパスタ類や日用品を土産用に買い込んだ同行者は荷物を置きにホテルに戻るという

ここでホテルに戻ったため暑さでもう私は動けなくなり

同行者はまたサンタルチア駅構内にある別の店にショッピングに出かけて行った

元気ですね~

したがってこの日はスーパーで買ってきた大量の果物をホテルで食べて夕食代わりにした。

明日も早起きしてローマ行きの電車に乗らなくてはいけない。

 

ローマ1日目 へ続く。

ローマ1日目

この日の大まかな予定は

ベネチア・サンタ・ルチア駅

フレッチャロッサ

ローマ・テルミニ駅

↓徒歩

ホテル

↓地下鉄

フォロ・ロマーノ

イータリー

(夕食)

↓地下鉄

ホテル

 

ベネチアではたった一泊で

しかも出発が激早

朝の7時過ぎのフレッチャロッサに乗るため早起きする

とは言っても時差ボケのため

朝の4時半とかになるともうめっちゃ目がさえちゃって眠っていられない

同行者は世界中どこでも朝いくらでも寝られる体質で朝いつも寝ていられない私は迷惑をかけてしまう

 

狭い部屋でスーツケースを広げられる場所は皆無

仕方ないのでベッドの上に広げる

荷物を詰めて出発

 

ホテルの税金は昨日すでに支払い済み

頼んでいた朝食の袋 Breakfast boxもできていた

 

6時半ごろ出たと思うが

光都ベネチアを支える人々が荷運びにいそしんでいた

茫洋とした運河の景色は

この早朝こそベネチアらしさを感じさせた

昨日はドピーカンだったのだ

朝もやの中の運河と連なるレトロな建物

まさにロマンチック

そんな思いに浸るのも一瞬

けさの電車に乗るために

番線を探す

まだ1時間前だと当然出ていない

駅内の売店でおいしそうなパニーニとコーヒーを売っている

サンタルチア駅内売店 Cafe in Stazione di Venezia Santa Lucia Photo: ©yonepi

イタリアのこうした売店では先にレジで注文するのが決まりになっている

ピザのカウンターの前で待っていたら

あっちだよ

と言われる

何でも行列に並べば間違うことはない

レジの前には行列があった

そこで注文しレシートを持ってそれぞれのカウンターに行き

お目当てのパニーニ

そして

カップッチーノをGETする

To Go

と言わないといけない

そこで飲む人も多い

イタリア人はエスプレッソがないと朝が来ないらしく

そこでそれだけ飲む人が多かった

プロシュートのパニーニだか

おいしかった

宿で用意してくれたBreakfast boxには水(重要)そして紙パックのジュースとパン、クラッカー類が何枚も入っている。まあ積極的に朝食として食べたいとあまり思わない

 

サンタルチア駅からローマ・テルミニ駅までは事前に購入したフレッチャロッサ、指定席で一人69.9ユーロ。

なぜか後ろ向きに設定された席

どこかで方向が変わるのか

席の上の荷物台にスーツケースを上げるのを隣席の親切で優し気な女性が手伝ってくれた。

女性は英語を解し、合唱団に所属していて各地で公演していると言う。

 

ローマへはフレッチャロッサもしくはイタロで4時間かかる

新幹線というよりは特急というイメージかな。

イタリアあるあるで例によって遅れて

実際4時間半はかかった

ここでもTRAPが!

ローマはローマ・○○駅というのがテルミニ駅の前にあって

惑わされる

ローマへ行くと語っていた隣席のご婦人が降りる準備をしていたので私たちも準備し始めたらテルミニはここじゃなくて次ぎだと親切に教えてくれた。

これがなかったら疑問符を抱えながら一つ前の駅で降りていてひどい目にあっていただろう。

親切な女性に感謝です!

午後の予定があるだけにあせるものの

イタリアでは焦る必要がない

その時間に必ずしもいかなくてもなんとかなる

それがイタリアなのだw

しかしそんなことわからないからあせる

宿につくとまだ12時過ぎなのにチェックインできた。

神!

しかも超エアコンの効いた部屋だった

また部屋はダブルベッド一つだが

クレームを言う気力も出ない

もうエアコンの魅力には勝てない。

すぐに出かけてまずはROMA PASSを買おうと奮闘する

これがまた大変だった

ROMA PASSだと観光地が割引や無料になるばかりか公共交通機関が無料になる

ぜひとも手に入れたかったが

日本で思案していた時は徒歩で全部回れちゃうと思っていたので買っていなかったのだ

なんという浅慮

酷暑の中どんな健脚でもROMAは歩いては回れない

どうしてもROMA PASSを買おうとメトロの係員に聞くが

メトロの係員(英語しゃべれる女性)にはROMA PASSという認識がなく

24時間もしくは48時間の乗り放題チケットのことだと思ったらしい

上で売ってるわよ!

上ってどこですか?

どこのタバッキ(コンビニ)でも売ってるわよ!

と冷たく言われてしまった

タバッキに入った私たちはROMA PASSと連呼するがおじさんが勘違いし私たちに売ってくれたのは48時間の乗り放題チケットだった(12.5ユーロ)

ROMA PASSより断然安いので気づくべきだったのが

この時点で気づかず。

ROMA PASSを持ってる観光客は見かけたのでどこかでは買えたのだろうが…

これも悔しい経験の一つだ。

まあ48時間チケットでもいいじゃないとさっそくメトロに乗り込み

コロッセオ駅に向かう

この48時間チケットはメトロの場合は改札のところに差し込む穴があってそこを通して入る

バスの場合は必ず乗る初回にタッチしてアクティブにしないといけない

イタリアではバスは混んでいるのでそのタッチ機にタッチして~と近くの人に頼むのか通常のことのようだ。おもしろい。

電車が鬼混んでいる

とにかくバッグは前に抱えろということを意識しながら2駅

コロッセオで降りる

超酷暑の中、コロッセオを横目に見ながらヴァウチャーの引換の旅行センターまで向かう

意外とこれが遠い。ヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂の前を回る。

そこの近くだったが

横断歩道が霞んで見えなくなっているローマでは

通りを渡るのも人が集団で渡れば渡れるという感じのものだったw

今思えばフォロロマーノは外から丸見えなので何もチケットを買って入る必要もなかったw

外からの方が断然よく見えるw

しかしそんなこと知らないから苦労してヴァウチャーを持って行く

旅行センターで地図をもらう。

入る時間は17時まで?ということだったのでへとへとなので休憩しようと近場のカフェに駆け込む

ここではローマで初めて日本人のグループを見かけた。

この店にはエアコンがあったが酷暑のためあまり効いていない

観光地のカフェという感じで

水(アックア・ミネラーレ ナチュラーレ)

ポモドーロのブルスケッタ

とサラダ EVERGREEN を食べた

サラダの注文はいつも外しがちだ

日本のサラダと同じ感覚ではない。

 

 昼食を終え、ROMA PASSを買えた場合に無料で行けたカピトリーニ美術館が超近いのでやはり行くことにする。あまりにも暑すぎるので(40度)この日のメインのはずだった、フォロロマーノ観光を後回しにすることに。

 

Piazza del Campidoglio Statue di Castore e Polluce Photo: ©Shevaibra

 カピトリーニ美術館があるカンピドーリオの丘に向かうとカストルポルックスの彫像が出迎えてくれる。

Piazza del Campidoglio, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 坂を上がりきると、哲人皇マルクス・アウレリウスの巨大な騎馬像(レプリカ)が広場の真ん中に。

 入場券、当日購入で16ユーロ。

 入り口で手荷物を預けたらいかがですか?と親切な学生バイトに問われ、荷物をロッカーに預けた。快適に見学できます。

 音声ガイドは、日本語ガイドがなく、選択肢としては英語ガイドしかないので結局買わなかった。よくわからないまま見てしまう危惧もあったが、まあしょうがないとわりきるしかない。

 

コンセルヴァトーリ宮博物館(Museo del Palazzo dei Conservatori)

 

 コンセルヴァトーリ宮博物館の2階の外光が入る大きなガラス・ホール、「マルクス・アウレリウスのエセドラ」(Esedra di Marco Aurelio)にはとびきりの一級品が集中している。

I resti del colosso bronzeo di Costantino, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

コンテスタンティヌス大帝の巨大ブロンズ像の一部(頭部他)

 

マルクス・アウレリウス帝の騎馬像 Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 ここには、有名なマルクス・アウレリアス帝の騎馬像(la grande statua equestre di Marco Aurelio)、ロムルスとレムスの狼の乳を吸う像(カピトリーニの雌狼)どがあり、ローマ帝国好きの私はめっちゃアガル!

 他にも、金色のヘラクレス像(Statua di Ercole in bronzo dorato)、馬を襲うライオン像(Leone che azzanna il cavallo)、とげを抜く少年(Lo Spinario)などすばらしい作品が展示されている。

 

カピトリーニの雌狼 Lupa Capitolina, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra 

 

Ritratto di Commodo come Ercole, , Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 「ヘラクレスに扮するコモドゥス」。コモドゥスマルクス・アウレリウス帝の息子で「愚帝」として歴史に名を残している。31歳で剣闘士に暗殺された。死後、元老院により、不名誉な、「記録抹殺」処分とされた。映画「グラディエーター」にも悪役で登場する。演じていたのはホアキン・フェニックス

 

ベルニーニのメドゥーサ La Medusa di Gian Lorenzo Bernini, Musei Capitolini, Roma Photo: ©Shevaibra

 

混んでいないし館内は涼しく、つかの間の天国だった。

 

カピトリーノのブルータス(Il bruto capitolino)は見落としました!

 

カピトリー二美術館はローマ帝国好きにはめっちゃおすすめです。

しかもなんというタイミング!今秋来日のこと。うぇ~~~い

 

カピトリー二のヴィーナス(La Venere Capitolinaは、Parazzo Nuovoの方にあったということだが、見つけることができなかった。

 

カラヴァッジョの有名絵画は、カピトリー二絵画館の中にあった。

 

天国もつかの間、灼熱地獄へ。

一番暑い4時ごろ

フォロ・ロマーノへ入場

券売も混んでいないが事前購入の割高のヴァウチャーで引き換えたチケット(17.8ユーロ)で中に入る

耐えきれないほど暑いのに各国語の団体客が死ぬほどいる。皆元気ですね!

とにかく暑さ対策の服装(タンクトップに短パン、サンダルレベル)にすべきだったと反省

旅先では柔軟な服装を心掛けたいですね!

フォロ・ロマーノ Photo: ©Shevaibra



情けないのだがとにかくいつ気を失って倒れてもおかしくない暑さ。フォロ・ロマーノではとにかく最短距離を歩いて出ようと、ひたすら何も見ず動画だけ回しながら出口を探す。最短の出口はコロッセオ方面にあって意外と近かった。やれやれ。

ラティーノの丘に行くガッツは最初からなかった。

フォロ・ロマーノを出ると巨大なコロッセオ

コロッセオも外観だけ撮影して満足する

本来ならこのあと真実の口に回ろうと計画していたのだが

あくまでも地図上では近かったのでワンチャンということであって

行くガッツなし。

 

メトロの駅コロッセオから2駅南下しピラミデで下車

電車の駅中の通路を横断したところにROMAのイータリー EATALY があった。

 

2015年ごろフィレンツェのイータリーに行って以来

同行者はイータリーファンで

必ずここだけは行くつもりだった

イートインも充実しているので夕飯もここで済ませられる。

同行者の天国は私の地獄

私はジェラートを食べながら、ウィンドウショッピングが大好きな同行者の気が済むのを待った。

ジェラート屋の店名は Venchi(ヴェンキ)

イートインである。1階の出口から向かって左側の奥にある店舗。

Venchi in EATALY, Roma Photo: ©よねぴー

同行者調べによるともともとチョコの店なのでチョコ入りのものが充実しているとのこと

売ってくれたお兄さんがとてもフレンドリーで会話してくれてありがたかった

やっぱりネットに接客を記入してねと言われた

ジェラートは昨日のベネチアに続いて二軒目

暑い日はジェラートに限ります。

ピッコロが3.6ユーロ、レギュラーが4.5ユーロでした。

そして開店時間の19時になるのを店内で買い物しながらしばし待って、3階?のレストランに入る

イータリー内のレストラン EATALY, Roma Photo: ©よねぴー

開店時間に開けてくれて感謝!

ここで食べた食べ物が今回の旅の中で最高ランクにおいしかった!

頼んだものは

カプレーゼ・ブッラート

マルゲリータ

タリアータ

スチルウォーター

どれも絶品だった!

特にその場で窯で焼き上げるピッツア・マルゲリータが絶品だった。

カプレーゼ・ブッラートについていた小さな細長いトマトがとても甘くてまるでフルーツのようにおいしかった。

タリアータはお肉。

勘定書きにはサービス料が一人当たり2ユーロがすでに込みになっていて

計48.7ユーロ。(日本円に換算すると7千600円ほど)

リーズナブルだしおいしいし時間も早いし言うことなし。

イタリアというと一皿30分という認識で来ているので。

1時間ちょっとで食べ終わり

またメトロで宿に戻る

帰りのメトロはガラガラで空いていた。

エアコンで冷え切った部屋に戻る

さすがに冷え過ぎで早朝窓を開け放していた

 

ローマ2日め に続く。

 

 

ローマ2日目

ローマ2日目

本日の予定

ホテル

↓徒歩

バスターミナル

↓バス

サンタンジェロ城

↓徒歩

バチカン美術館

ローマ歌劇場

未定

 

ホテルに二泊以上できるのはとても心休まることです

荷解きする暇もなく追い立てられるように出発しなくても済む

今日のメインエベント

バチカン美術館の予約は11:30

その前にサンタンジェロ城を観光すべく

ホテルを出てバスターミナルへ向かう

9時ごろのバスだったと思うが

始発のバスに乗り込んで出発を待っていたら

突如人が下り始める

なんだ

車両故障だという

全員下りて次々に後発のバスに乗り始める

目的地に向かう路線は40番だけでなく64番とかいくつかあり

皆我先にと近くのバスに殺到している。

とにかくバスに乗り込んでぎゅーぎゅーの状態でバスが出発する

バスの路線図と首っ引きで現在どこを走っているか確認しながら乗っている

ヴィットリオエマヌエレ二世通りのバス停で降りる

しばらく歩くと川の向こう側にサンタンジェロ城が見えてくる

大感動~

これがハドリアヌス帝の霊ぴょうであり

歌劇「トスカ」の第3幕の舞台となったサンタンジェロ城

ここに向かう橋には数々の美しい像が立っていてそれは壮観だ

サンタンジェロ城はあらかじめチケットを買っていなかったがすぐに買えた。

ひとり13ユーロ。

これが翌日のパンテオンでの楽観的慢心につながったきらいもある

サンタンジェロの内部は昼なお暗く

涼しい

歩きながら上がって屋上までたどり着く

もちろんあの天使像を見るためだ。

大天使ミカエル

大天使ミカエル Photo: ©Shevaibra

感動の対面

意外とその屋上は予想していたよりも狭かった。

オペラではここからトスカが飛び降りたのだ

確かに飛び降りられそうw

見渡す景色は360度、まさに絶景で

かみてがわにバチカンのサンピエトロ大聖堂が見える

建物内にはレストラン(カフェ?)や美術展アリアなどもあるが

基本見るべき美術品的ものはあまりなく

観光客も少なくはないものの混んでいると感じるほどではない

 

ここで話がそれるんですが

イタリアのトイレについて。

イタリアの公共の場にあるトイレには、便座がないものも多く見られた。

なぜ?

便座は盗まれてしまうの?

皆それをどうして放置しているの?

どうやって使ってるの?

中腰?

もしかして大をさせないため?www

次々に疑問が湧いてくる

イタリアの便座は大きな謎を残した。

 

閑話休題

サンタンジェロ城は30分ほどで切り上げ

メインイベントのバチカン博物館へ向かう。

サン・ピエトロ大聖堂 Basilica di San Pietro in Vaticano Photo: ©Shevaibra

 

サンタンジェロ城を出ると、かみて正面にサン・ピエトロ大聖堂が見える。

バチカン博物館まではここから歩いて30分ほどの距離

酷暑の中黙々歩いて

近づくと人々の大行列が出現した

なんだこの行列

ものすごい数だ

この時ばかりは予約していたことを神に感謝する

時間指定の予約のヴァウチャーを買っていたので

すぐに建物内のレセプションで引き換えることができた

入場料はひとり17ユーロだったが事前購入のオーディオガイド(使用せず)7ユーロと前売り料5ユーロがついていてヴァウチャー購入値段はひとり29ユーロであった。

指定時間の11:30より36分も早い時間だったが引き換えてくれた。ありがたい。

入り口に向かうためエスカレーターの乗り込んだが、定員オーヴァーだったが途中でストップ。歩いて登った。

そこに首から下げる式のオーディオガイドの各国語の販売所があり、

日本語ガイドもあったのでそこで購入した。

値段はレシートをもらわなかったため、失念した。

順路はよくわからず、もう人が大勢行く方についていくしかないと進む

すぐに中庭みたいな場所に出た。

 

この時点で、多分、エジプト美術館、ピーニャの中庭 (Cortile della Pigna)、キアラモンティ美術館、新回廊(Braccio Nuovo)はスルーしていた。

オーディオガイドの窓口でもらった紙によれば、Braccio Nuovoにはアウグストゥス帝の有名な像 Augustus of Prima Porta があったはずなのだが行けてない…💦

 

ピオ・クレメンティーノ美術館 (Museo Pio Clementino)

 

この中庭はピオ・クレメンティーノ美術館の八角形の中庭であり、庭の中に有名なラオコーン像 Gruppo del Laocoonte があったが、ひとだかりがすごくて近づくこともできない。

 

 同じく、八角形の中庭にある、ベルデヴェーレのアポロン Belvedere Apollo  。ベルデヴェーレのアポロンはジュリアーノ・デッラ・ローヴェレのローマの邸宅にあったものを教皇ユリウス二世として即位後にヴァチカンに移したものだそうです。その後ナポレオンに奪われましたがイタリアに返還されたそうです。

 

円形の間、Sala Rotonda Photo: ©よねぴー

そして円形の間、Sala Rotonda には 大水盤 Round monolitico bacino di porfido がある。写真の左側にちょこっと映っている。ぎゅーぎゅーで身動きができない状態の中写真を撮っていただき、よねぴーさんありがとうございます。

 

Sala Rotondaミケランジェロ・シモネッティ Michelangelo Simonetti (1731~1787) により、パンテオンを模して1779年に完成された。(あの有名なミケランジェロ・ブオナローティではないですので念のため)

 

それにしてもものすごい数の客で芋の子を洗う状態だ

美術館を観覧するというよりところてん式に押し出されているだけの状態だ。

アンティノー Busto di Antinoo, museo Pio-Clementino, Vaticano Photo: ©Shevaibra

 

ここにハドリアヌス帝に寵愛され、死後神格化された美少年、アンティノウスの胸像も。身動き取れないのでドアップの写真になってしまいました(・ω≦) この胸像は1790年にハドリアヌス帝のヴィラ・アドリアーナから発見されました。

 

 ここには有名な The Braschi Antinous と呼ばれるバッカスに扮したアンティノウス像もあったようです。ハドリアヌスのヴィラ、プラエネステ(現パレストリーナ)から発見され、ブラスキ宮殿(現ローマ博物館)に1844年まで展示され、その後ヴァチカンに来たようです。

 

 ピオ・クレメンティーノ美術館には見どころだらけであったのを今更ながら痛感。もっと下調べが必要だったのかもしれません。

 

 人波についていっているので、順路のオーディオガイドの24番、エトルリア博物館 Museo  Etruscoはスルーで次へ。

 

 ぎっちぎち状態で、タペストリーのギャラリー Galleria degli Arazzi を通り過ぎ、地図のギャラリーへ。

地図のギャラリー Galleria delle Carte Geografiche Photo: ©Shevaibra

地図のギャラリーは度肝を抜いた。天井が延々と続く黄金色に輝くギャラリー。ありえないほど豪華絢爛で当時のローマ法王教皇)の権力と財力をひしひしと感じることができる

まさに王の上の王、神にもっとも近い人、それが教皇だったんだな

とにかくところてんのように会堂をめぐっていく。

 

ラファエロの間には

アテネの学堂が!

そして1時間ぐらい歩いて疲れ切ったとき、ついにシスティナ礼拝堂にたどりつく。

その入り口がイエスキリストが描かれている絵の向かって右下に入り口があり

奥から手前に進むようになっているのだ

不思議だが,、そのような順路で人々を動かしている

ここに大量の人々が滞留していてものすごい人口密度

ここでは写真撮影が厳しく禁じられていて

うるさくしゃべる観光客に再三、英語で

Respect

Silent

と注意が与えられていた

シレンシオではなかった

出ていけとは言われないので

いたい人はそこにずっといるようだった。

アダムの創造などの天井画は遠くて見えないかと思っていたが

意外と近かった

望遠鏡はいらなかった

もちろん細かく見たい人には必要だが

あまりの混みようでそれどころではない

身の置き所がないぐらいなのだ

とにかくミケランジェロすげえ~

と実感できることだけは間違いない

天国と地獄に覆われている世界で

圧倒される

衝撃的な造形だったろう

今もそうだ

出口から出ると

ふつうの世界へ戻った気分

ふ~~

カトリックとかだともっと圧倒されるだろうと思う

売店ではお土産用にアダムの創造の描かれた白と黒のTシャツが売られていて

黒のTシャツが高かった

のでビアンコ(一枚19.5ユーロ)をくれと言ったら

購入数が二枚だったのでビアンキと訂正され

イタリア語で言えるなんて偉いわね~的なアクションをされた

自動販売機で水を買う

番号を入力するとそこのゲートが開き

水が落ちてくる

こういうの同行者は挑戦するのが大好きなのだ。

渦巻のような通路を下に降りて行き

出口へ出る

入り口に喫茶店があったと思い出し入り口に戻ろうとしたら

警備にどこに行くんだと言われた

「カフェテリア」と言うと

そこにあるだろう、と外にある道の反対側のカフェを指さした

一方通行なのだ。

しょうがない

休憩できる場所を探すしかない

適当なカフェを同行者がGoogleMapで探しだす

Masterchef 2.0 Srls

だったか?

サーモンのピザ

アマトリチャーナ

ダブルの飲み物とのセット価格で各12.9ユーロ

席料各1ユーロ

水が2ユーロ

10%の税金でトータル32.7ユーロ

気温は40度超えでテラスには水蒸気のミストが設置されていた

ここはエアコンはなかった

イタリアで働く若いインド系?の外国人?は流暢に英語を話すのでコミュ力も問題なし

同行者が英語ペラペラなのでだが…。

ネットで接客の評価システムがあるのか、入力を薦められる

一息ついて酷暑の中近いメトロの駅 Ottaviano まで歩く。

A線?で

テルミニまで6駅

昨日買ってある48時間有効の公共交通機関乗り放題チケットが役に立つ。

ROMA PASSは努力しても買えなかったがこれで十分だった

駅の出口は複雑なので気をつけよう

いつまでもぐるぐる構内を回る羽目に

ようやく出口 Uscita

とにかく今日は気温42度まで行くという予報があったので

その時間帯(現地時間で16時ごろ。サマータイムでか)

は出歩くのは避けようと消極的な初老の私

元気いっぱいの同行者はホテルに戻らず駅構内で買い物をする

私は一人でホテルに戻る

イタリアの一人歩きは一人でも注意が必要

ホテルの部屋のエアコンはまさに神!

しかし30分もするとあまりにも寒すぎてぶるぶる震えることになる

エアコン温度は自室では調整できないためフロントに温度を上げてと言わなくてはいけないのだがうまく通じるのか不安そして

そういうことがめんどくさい性格

寒さ対策のため衣服を買わなくてはいけないという判断になる

同行者が戻ってくる

しばし休んで

16時を回った頃そろそろ出かけるかとなる

夜の予定は

ローマ歌劇場の外景を撮ること及びお土産用などの買い物で

酷暑のためレプブリカまでたった一駅メトロに乗って

地上に出る

 

Castro Pretorio

 

このへんはイタリアのブランドが軒を並べるエリアで

(同行者によると)

カルチョのユニフォームの正式なものを販売するスポーツショップもあって

ついいつもお土産に選んでしまうサッカーのユニを買う

メッシやロナウドベンゼマといったスターの名前がついたシャツが並んでいる

もちろんここはローマなのでASローマラツィオのユニも充実していた

三苫はないのかと聞いたら

MITOMA?…

さんざんネットで調べて

ない

でも(アーセナルの)冨安ならある、と言われた

結局ASローマのTシャツ 35ユーロ と

アルゼンチンのメッシの名前、背番号付き公式ユニ125ユーロ(その場でプリントしてくれる)

を購入

その後次々と店をはしご

下着メーカーのINTIMISSIMI

が同行者のお気に入りらしく

目を付けていた品をGETしていた

3分の1ぐらいの値段で手に入れられたと有頂天だった。

 

いろんな店を回る

 

イタリアの衣料品店の売り子さんは

Buon Giorno

もしくは

Buonasera

と声をかけておきさえすれば

優しいのだが

女ボスみたいな人がぐいぐいと次の手を繰り出して食い込んでくる

気の弱い私は

あ~もういいです、けっこうです、さようなら~~

となるのだが

(ぐいぐい来る人は苦手)

同行者は

これは染みがある 別のを寄こせと

イタリア人相手に対等に戦っている

店員たちは閉店時間の19時が近づくとほぼ仕事しなくなるw

早く帰ってほしいとしか思っていないような店もあった

同行者によると一人でショッピングしている時、明らかにアジア人だとあいさつを受け入れてもらえない、相手にしてもらえない店もあったという。

イタリア人は英語がしゃべれない人も多いので相手にしたくないのかな?という気もするが、実際どうなのでしょう?

 

店巡りを終えて、ローマ歌劇場方面に歩く。

夏場は歌劇場はCLOSEDでカラカラ浴場とかで公演しているのかな?

とにかくいたってシンプルなふつーの建物の外景を撮って満足する。

ローマ歌劇場は今秋、日本にもやってくる。

 

ローマ歌劇場 Photo: ©Shevaibra

 

テルミニ駅方面に向かう

メルカート・チェントラーレで夕食のためだ

しかしそこに向かうまでにまだまだTRAPが…

駅横のぼろぼろのビルにマクドナルドが入っている

ぼろぼろだからマクドナルドも許されるのか?

メルカート・チェントラーレはテルミニ駅に向かって右側の奥に位置している

トラベルセンターのようなものや商業店舗を抜けていくと冷房の中を歩ける

そこでだいぶ買い物三昧をする同行者

永遠の都ROMAにおいても

同行者の関心があるのはスーパーマーケットと衣料品店だけである

閉店間際(20時頃)らしく

従業員は扇風機や照明を消しまくっていて客には早く帰ってほしいようだ

ここでチープな服を何枚か購入する同行者

 

メルカートチェントラーレはチェーン店らしく

ミラノとかと一緒の雰囲気だが

ここローマのそれはミラノより巨大な店で?イートインも充実

私たちはとにかく座れる席を探す

システムがよくわからないのだが

イートインの店の前のスペースと違って

最初に我々が座った場所はBARなのか?従業員が飲み物の注文を取りに来る

3.5ユーロの100%オレンジジュース Spremuta Arancia を頼んだ

めちゃめちゃおいしかったのは言うまでもない

イタリアはインフラはともかく食べ物だけは世界一うまい。

これは保証する。

イートインのボロネーゼも食す。

しかし

ここでまたハプニングが!

イタリアではハプニングしかない気がするが

なんといきなり停電したのだ

そしたらどうしたと思います

客たちはHappy Birthdayと歌い出したのだ

真っ暗な中でも陽気で動じないイタリア人

すごいわ~メンタル

数分で電力は回復

よかったですね

この日はこれで終了

明日も観光するが、午後までに空港に行かなくてはならない。

ラストの日なので荷造りも大変そうだ

ローマ3日目に続く。