ローマ2日目

ローマ2日目

本日の予定

ホテル

↓徒歩

バスターミナル

↓バス

サンタンジェロ城

↓徒歩

バチカン美術館

ローマ歌劇場

未定

 

ホテルに二泊以上できるのはとても心休まることです

荷解きする暇もなく追い立てられるように出発しなくても済む

今日のメインエベント

バチカン美術館の予約は11:30

その前にサンタンジェロ城を観光すべく

ホテルを出てバスターミナルへ向かう

9時ごろのバスだったと思うが

始発のバスに乗り込んで出発を待っていたら

突如人が下り始める

なんだ

車両故障だという

全員下りて次々に後発のバスに乗り始める

目的地に向かう路線は40番だけでなく64番とかいくつかあり

皆我先にと近くのバスに殺到している。

とにかくバスに乗り込んでぎゅーぎゅーの状態でバスが出発する

バスの路線図と首っ引きで現在どこを走っているか確認しながら乗っている

ヴィットリオエマヌエレ二世通りのバス停で降りる

しばらく歩くと川の向こう側にサンタンジェロ城が見えてくる

大感動~

これがハドリアヌス帝の霊ぴょうであり

歌劇「トスカ」の第3幕の舞台となったサンタンジェロ城

ここに向かう橋には数々の美しい像が立っていてそれは壮観だ

サンタンジェロ城はあらかじめチケットを買っていなかったがすぐに買えた。

ひとり13ユーロ。

これが翌日のパンテオンでの楽観的慢心につながったきらいもある

サンタンジェロの内部は昼なお暗く

涼しい

歩きながら上がって屋上までたどり着く

もちろんあの天使像を見るためだ。

大天使ミカエル

大天使ミカエル Photo: ©Shevaibra

感動の対面

意外とその屋上は予想していたよりも狭かった。

オペラではここからトスカが飛び降りたのだ

確かに飛び降りられそうw

見渡す景色は360度、まさに絶景で

かみてがわにバチカンのサンピエトロ大聖堂が見える

建物内にはレストラン(カフェ?)や美術展アリアなどもあるが

基本見るべき美術品的ものはあまりなく

観光客も少なくはないものの混んでいると感じるほどではない

 

ここで話がそれるんですが

イタリアのトイレについて。

イタリアの公共の場にあるトイレには、便座がないものも多く見られた。

なぜ?

便座は盗まれてしまうの?

皆それをどうして放置しているの?

どうやって使ってるの?

中腰?

もしかして大をさせないため?www

次々に疑問が湧いてくる

イタリアの便座は大きな謎を残した。

 

閑話休題

サンタンジェロ城は30分ほどで切り上げ

メインイベントのバチカン博物館へ向かう。

サン・ピエトロ大聖堂 Basilica di San Pietro in Vaticano Photo: ©Shevaibra

 

サンタンジェロ城を出ると、かみて正面にサン・ピエトロ大聖堂が見える。

バチカン博物館まではここから歩いて30分ほどの距離

酷暑の中黙々歩いて

近づくと人々の大行列が出現した

なんだこの行列

ものすごい数だ

この時ばかりは予約していたことを神に感謝する

時間指定の予約のヴァウチャーを買っていたので

すぐに建物内のレセプションで引き換えることができた

入場料はひとり17ユーロだったが事前購入のオーディオガイド(使用せず)7ユーロと前売り料5ユーロがついていてヴァウチャー購入値段はひとり29ユーロであった。

指定時間の11:30より36分も早い時間だったが引き換えてくれた。ありがたい。

入り口に向かうためエスカレーターの乗り込んだが、定員オーヴァーだったが途中でストップ。歩いて登った。

そこに首から下げる式のオーディオガイドの各国語の販売所があり、

日本語ガイドもあったのでそこで購入した。

値段はレシートをもらわなかったため、失念した。

順路はよくわからず、もう人が大勢行く方についていくしかないと進む

すぐに中庭みたいな場所に出た。

 

この時点で、多分、エジプト美術館、ピーニャの中庭 (Cortile della Pigna)、キアラモンティ美術館、新回廊(Braccio Nuovo)はスルーしていた。

オーディオガイドの窓口でもらった紙によれば、Braccio Nuovoにはアウグストゥス帝の有名な像 Augustus of Prima Porta があったはずなのだが行けてない…💦

 

ピオ・クレメンティーノ美術館 (Museo Pio Clementino)

 

この中庭はピオ・クレメンティーノ美術館の八角形の中庭であり、庭の中に有名なラオコーン像 Gruppo del Laocoonte があったが、ひとだかりがすごくて近づくこともできない。

 

 同じく、八角形の中庭にある、ベルデヴェーレのアポロン Belvedere Apollo  。ベルデヴェーレのアポロンはジュリアーノ・デッラ・ローヴェレのローマの邸宅にあったものを教皇ユリウス二世として即位後にヴァチカンに移したものだそうです。その後ナポレオンに奪われましたがイタリアに返還されたそうです。

 

円形の間、Sala Rotonda Photo: ©よねぴー

そして円形の間、Sala Rotonda には 大水盤 Round monolitico bacino di porfido がある。写真の左側にちょこっと映っている。ぎゅーぎゅーで身動きができない状態の中写真を撮っていただき、よねぴーさんありがとうございます。

 

Sala Rotondaミケランジェロ・シモネッティ Michelangelo Simonetti (1731~1787) により、パンテオンを模して1779年に完成された。(あの有名なミケランジェロ・ブオナローティではないですので念のため)

 

それにしてもものすごい数の客で芋の子を洗う状態だ

美術館を観覧するというよりところてん式に押し出されているだけの状態だ。

アンティノー Busto di Antinoo, museo Pio-Clementino, Vaticano Photo: ©Shevaibra

 

ここにハドリアヌス帝に寵愛され、死後神格化された美少年、アンティノウスの胸像も。身動き取れないのでドアップの写真になってしまいました(・ω≦) この胸像は1790年にハドリアヌス帝のヴィラ・アドリアーナから発見されました。

 

 ここには有名な The Braschi Antinous と呼ばれるバッカスに扮したアンティノウス像もあったようです。ハドリアヌスのヴィラ、プラエネステ(現パレストリーナ)から発見され、ブラスキ宮殿(現ローマ博物館)に1844年まで展示され、その後ヴァチカンに来たようです。

 

 ピオ・クレメンティーノ美術館には見どころだらけであったのを今更ながら痛感。もっと下調べが必要だったのかもしれません。

 

 人波についていっているので、順路のオーディオガイドの24番、エトルリア博物館 Museo  Etruscoはスルーで次へ。

 

 ぎっちぎち状態で、タペストリーのギャラリー Galleria degli Arazzi を通り過ぎ、地図のギャラリーへ。

地図のギャラリー Galleria delle Carte Geografiche Photo: ©Shevaibra

地図のギャラリーは度肝を抜いた。天井が延々と続く黄金色に輝くギャラリー。ありえないほど豪華絢爛で当時のローマ法王教皇)の権力と財力をひしひしと感じることができる

まさに王の上の王、神にもっとも近い人、それが教皇だったんだな

とにかくところてんのように会堂をめぐっていく。

 

ラファエロの間には

アテネの学堂が!

そして1時間ぐらい歩いて疲れ切ったとき、ついにシスティナ礼拝堂にたどりつく。

その入り口がイエスキリストが描かれている絵の向かって右下に入り口があり

奥から手前に進むようになっているのだ

不思議だが,、そのような順路で人々を動かしている

ここに大量の人々が滞留していてものすごい人口密度

ここでは写真撮影が厳しく禁じられていて

うるさくしゃべる観光客に再三、英語で

Respect

Silent

と注意が与えられていた

シレンシオではなかった

出ていけとは言われないので

いたい人はそこにずっといるようだった。

アダムの創造などの天井画は遠くて見えないかと思っていたが

意外と近かった

望遠鏡はいらなかった

もちろん細かく見たい人には必要だが

あまりの混みようでそれどころではない

身の置き所がないぐらいなのだ

とにかくミケランジェロすげえ~

と実感できることだけは間違いない

天国と地獄に覆われている世界で

圧倒される

衝撃的な造形だったろう

今もそうだ

出口から出ると

ふつうの世界へ戻った気分

ふ~~

カトリックとかだともっと圧倒されるだろうと思う

売店ではお土産用にアダムの創造の描かれた白と黒のTシャツが売られていて

黒のTシャツが高かった

のでビアンコ(一枚19.5ユーロ)をくれと言ったら

購入数が二枚だったのでビアンキと訂正され

イタリア語で言えるなんて偉いわね~的なアクションをされた

自動販売機で水を買う

番号を入力するとそこのゲートが開き

水が落ちてくる

こういうの同行者は挑戦するのが大好きなのだ。

渦巻のような通路を下に降りて行き

出口へ出る

入り口に喫茶店があったと思い出し入り口に戻ろうとしたら

警備にどこに行くんだと言われた

「カフェテリア」と言うと

そこにあるだろう、と外にある道の反対側のカフェを指さした

一方通行なのだ。

しょうがない

休憩できる場所を探すしかない

適当なカフェを同行者がGoogleMapで探しだす

Masterchef 2.0 Srls

だったか?

サーモンのピザ

アマトリチャーナ

ダブルの飲み物とのセット価格で各12.9ユーロ

席料各1ユーロ

水が2ユーロ

10%の税金でトータル32.7ユーロ

気温は40度超えでテラスには水蒸気のミストが設置されていた

ここはエアコンはなかった

イタリアで働く若いインド系?の外国人?は流暢に英語を話すのでコミュ力も問題なし

同行者が英語ペラペラなのでだが…。

ネットで接客の評価システムがあるのか、入力を薦められる

一息ついて酷暑の中近いメトロの駅 Ottaviano まで歩く。

A線?で

テルミニまで6駅

昨日買ってある48時間有効の公共交通機関乗り放題チケットが役に立つ。

ROMA PASSは努力しても買えなかったがこれで十分だった

駅の出口は複雑なので気をつけよう

いつまでもぐるぐる構内を回る羽目に

ようやく出口 Uscita

とにかく今日は気温42度まで行くという予報があったので

その時間帯(現地時間で16時ごろ。サマータイムでか)

は出歩くのは避けようと消極的な初老の私

元気いっぱいの同行者はホテルに戻らず駅構内で買い物をする

私は一人でホテルに戻る

イタリアの一人歩きは一人でも注意が必要

ホテルの部屋のエアコンはまさに神!

しかし30分もするとあまりにも寒すぎてぶるぶる震えることになる

エアコン温度は自室では調整できないためフロントに温度を上げてと言わなくてはいけないのだがうまく通じるのか不安そして

そういうことがめんどくさい性格

寒さ対策のため衣服を買わなくてはいけないという判断になる

同行者が戻ってくる

しばし休んで

16時を回った頃そろそろ出かけるかとなる

夜の予定は

ローマ歌劇場の外景を撮ること及びお土産用などの買い物で

酷暑のためレプブリカまでたった一駅メトロに乗って

地上に出る

 

Castro Pretorio

 

このへんはイタリアのブランドが軒を並べるエリアで

(同行者によると)

カルチョのユニフォームの正式なものを販売するスポーツショップもあって

ついいつもお土産に選んでしまうサッカーのユニを買う

メッシやロナウドベンゼマといったスターの名前がついたシャツが並んでいる

もちろんここはローマなのでASローマラツィオのユニも充実していた

三苫はないのかと聞いたら

MITOMA?…

さんざんネットで調べて

ない

でも(アーセナルの)冨安ならある、と言われた

結局ASローマのTシャツ 35ユーロ と

アルゼンチンのメッシの名前、背番号付き公式ユニ125ユーロ(その場でプリントしてくれる)

を購入

その後次々と店をはしご

下着メーカーのINTIMISSIMI

が同行者のお気に入りらしく

目を付けていた品をGETしていた

3分の1ぐらいの値段で手に入れられたと有頂天だった。

 

いろんな店を回る

 

イタリアの衣料品店の売り子さんは

Buon Giorno

もしくは

Buonasera

と声をかけておきさえすれば

優しいのだが

女ボスみたいな人がぐいぐいと次の手を繰り出して食い込んでくる

気の弱い私は

あ~もういいです、けっこうです、さようなら~~

となるのだが

(ぐいぐい来る人は苦手)

同行者は

これは染みがある 別のを寄こせと

イタリア人相手に対等に戦っている

店員たちは閉店時間の19時が近づくとほぼ仕事しなくなるw

早く帰ってほしいとしか思っていないような店もあった

同行者によると一人でショッピングしている時、明らかにアジア人だとあいさつを受け入れてもらえない、相手にしてもらえない店もあったという。

イタリア人は英語がしゃべれない人も多いので相手にしたくないのかな?という気もするが、実際どうなのでしょう?

 

店巡りを終えて、ローマ歌劇場方面に歩く。

夏場は歌劇場はCLOSEDでカラカラ浴場とかで公演しているのかな?

とにかくいたってシンプルなふつーの建物の外景を撮って満足する。

ローマ歌劇場は今秋、日本にもやってくる。

 

ローマ歌劇場 Photo: ©Shevaibra

 

テルミニ駅方面に向かう

メルカート・チェントラーレで夕食のためだ

しかしそこに向かうまでにまだまだTRAPが…

駅横のぼろぼろのビルにマクドナルドが入っている

ぼろぼろだからマクドナルドも許されるのか?

メルカート・チェントラーレはテルミニ駅に向かって右側の奥に位置している

トラベルセンターのようなものや商業店舗を抜けていくと冷房の中を歩ける

そこでだいぶ買い物三昧をする同行者

永遠の都ROMAにおいても

同行者の関心があるのはスーパーマーケットと衣料品店だけである

閉店間際(20時頃)らしく

従業員は扇風機や照明を消しまくっていて客には早く帰ってほしいようだ

ここでチープな服を何枚か購入する同行者

 

メルカートチェントラーレはチェーン店らしく

ミラノとかと一緒の雰囲気だが

ここローマのそれはミラノより巨大な店で?イートインも充実

私たちはとにかく座れる席を探す

システムがよくわからないのだが

イートインの店の前のスペースと違って

最初に我々が座った場所はBARなのか?従業員が飲み物の注文を取りに来る

3.5ユーロの100%オレンジジュース Spremuta Arancia を頼んだ

めちゃめちゃおいしかったのは言うまでもない

イタリアはインフラはともかく食べ物だけは世界一うまい。

これは保証する。

イートインのボロネーゼも食す。

しかし

ここでまたハプニングが!

イタリアではハプニングしかない気がするが

なんといきなり停電したのだ

そしたらどうしたと思います

客たちはHappy Birthdayと歌い出したのだ

真っ暗な中でも陽気で動じないイタリア人

すごいわ~メンタル

数分で電力は回復

よかったですね

この日はこれで終了

明日も観光するが、午後までに空港に行かなくてはならない。

ラストの日なので荷造りも大変そうだ

ローマ3日目に続く。